風邪を引いた。今日は自宅待機。夜は取締役会だから行くけど。
そして、6月14日はリバネスの5周年でした!!http://lne.st
大学院のM2から会社を興してもう5年がたったのです。いろいろあったけど、さらに発展させていきます!理系の院生が会社を興し、成功させた例はまだ日本にはないからね。
さて、それを記念して?か、ブログでバイオ
継続は力なり。次はいつまで続くかな【笑)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
社長人材に何が求められるのか。これは大きなことから小さなことまで色々ですが、思いつくままに書いてみます。ちなみにこれはバイオに限ったことではありませんが、学生社長ぐらいの、若い人材を念頭において書いてみます。
1.会社というものに対する常識的な知識がある
2.社長の責任を理解している
3.絶対にやり遂げるという強い意志を持っている
4.精神的に強い
5.頭が良い
6.日本語が書ける
7.社会人として普通
8.仲間、友達が多い
どんなもんでしょうか?
何か削るべき点、付け加えるべき点などあればご指摘ください(^^
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
社長人材に何が求められているかっていうのは非常に難しいですね。ぼくは理系バックグラウンドですので、起業当時もちろん経営などまったく知りませんでした。もちろん、大企業に就職したこともない(就職活動すらしたことがない)ので社会人として普通のことすら知りません。でも会社を興し、5年がたって、ちゃんと事業を拡大しています。
僕は経営と起業は違うと思っています。起業家であって経営者でない人はたくさんいます。経営というものは学問になっていますが、起業というのは学問になっていません。つまり、いわゆる「社長」というのは経営者をさす言葉だとおもっています。ということで、今回は、社長人材ではなくて起業家人材という観点で書きます。起業なら学生でもできると思っていますからね。
自分のこと、あと、回りの若手起業家から分析して、僕なりの起業家人材に必要なものいくつかあげてみます。あ、基本的に僕自信の感覚ですので、参考にならないかもしれませんが。
起業家人材に求められる人材像
1、目的をもち、日々を楽しめる人
2、自ら目標を設定し、それを達成するために努力し続ける人
3、時には効率にこだわり、時には無駄を楽しむことのできる人
4、精神的に弱いがために、人とうまくやり続ける自信のある人
5、夢を見続け、それを具体的にイメージでき、周りに話すことのできる人
6、日々自ら課題を見つけ、変化に対応することのできる人
7、リスクを理解し、細分化し、どのリスクならとってもいいかを判断できる人
8、行動の原点が自分の内側にあり、それを自分自身でマネージメントできる人
この8つがあれば、きっと会社の法律の勉強だってするし、経理だって勉強するし、社会的なことも把握し、実行できますよね。僕はこんな感じで起業することができたのです。
で、疑問に思うのは、こういったマインド・考えかたをいつもったのか?ってことでしょう。これは小学校くらいからいろいろ刺激を受けないといけない気がしています。このあたり、どう考えていますか?
そしてもう一つ、
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大学院生・ポスドクのキャリア支援などを見ていてもいつも思うのですが、ほとんどすべての大学院生・ポスドクが研究者指向であるにもかかわらず、キャリアセンターで提示しているオルターナティブは「研究の放棄」であるように思え、そのギャップの大きさが彼らを立ちすくませてしまっているのではないかと感じています。
ベンチャーの社長もいいのですが、研究者かベンチャーか、研究者か営利企業か、というふうにどちらかを捨てなければならない選択肢しかないものなのでしょうか。これだから大学の先生は困るよ、と言われるのは覚悟していますが、もう少し中間的なキャリアというものが存在しないのかと、いつも思ってしまいます。あるいは、行ったり来たりが簡単にできるのでしたら、それでも良いかも知れません。
ともかく、研究を続けるのか捨てるのか、しかないキャリアの選択肢というものはもう少しなんとかならないのかというのが、素朴な感想です。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
いま、院生・研究者たちはいろいろ悩んでいます。いままであったポストがなくなってきたからです。だから、選択肢・視野を広げて、活躍する場所を広げる必要があります。その一つとして、会社をつくるという選択肢はありですが、なかなか院生やポスドクにはハードルが高いと思います。しかし、ハードルがたかければ高いほど、よい起業家・イノベーションがが生まれてくるはず。ぼくは今後の日本の若者のポテンシャルに期待しています。
さて、五号館のつぶやきさんのレスです。僕は(院生だったころ)研究か、ベンチャーかっていう感覚はなかったですね。僕が起業したきっかけは「研究をもっと推進したいから」でした。たとえば、いいアイディアがあったとしても学生の立場ではその結果は自分のものにはならず教授のものになります。また、独創的な研究をしたいと思ってもなかなかできません。ラボの方向性がありますから。たとえ、はやく昇進して教授になったとしても、僕はきっと50歳くらいになっています。それからアイディアをだして・・・ってやっていると時間がかかりすぎ、結局結果はでないかもしれませんよね。こんな感じで、だったら、「自分のラボを持とう!」っていう発想になったのです。それが起業して会社をつくり、自社のラボを持つことだったんです。僕は現在社長業をやっていますが、自分のラボで自分のアイディアで助成金や、企業との共同研究をやっています(さすがに手を動かす時間はありませんが・・・)。しかし、自分のアイディアがそのまま形になって、失敗しても自分のせい、成功しても自分のせいだっていえる気持ちのいい立場です。つまり、ベンチャー=研究からの離脱ではないということではないでしょうか。
また、最近思うことは、研究者のキャリア(次から研究キャリアといいます。)をもう一度定義すべきだと思います。そして研究キャリアを大学生くらいのときから知っておくことで、ラボに配属されてもびっくりしないで自分のキャリアを形成できるのではないでしょうか。
研究キャリアの定義ですが、これはリバネスが考えた定義で、最近出した研究者になろう!っていう無料の研究キャリア応援マガジン「インキュビー」にものっています。
研究キャリア
1、アカデミック・国の研究機関というキャリア
2、企業の研究職というキャリア
3、研究+αというキャリア
これがすべて「研究キャリア」です。特に3はいろいろあります。研究が好きという力を持っていると、さらに活躍できる職業のことです。たとえば、知財関係(弁理士などをふくむ)、技術移転関係、商社、コンサルタント。高大連携関係の仕事、産学連携関係の仕事・・・などなどたくさんあります。とくにこれからは経営陣の中に博士号取得者は必須となってくる時代です。活躍のばは非常におおくなるでしょう。これも研究を捨てているわけではないのです。
いつでもこの3つのキャリアは相互乗り入れができ、1から2を通じて3に行ったり、2に行って1に戻ったり、3に行った後に1に戻ったり。この研究キャリアは行ったり着たりできるはずなんです。こういった感覚をまず、当事者の理系の学生が知ること、そして、大学の教授陣が理解することが大切です。
あ、あと、3の場合、博士号をとりながら、プラスαのスキルアップが必要です。弁理士になるなら弁理士試験の勉強をしたり、企業の経営コンサルになるならそれなりのスキルが必要でしょう。
そんな試みもリバネスのキャリアディスカバリーセミナーでやっています。研究+α。このような試みは、本当は大学のなかでカリキュラムとして導入すべきだと思っています。プレゼンテーションスキル、コミュニケーションスキル、マネジメントスキルなどなどです。このあたりは大学の立場からするとどうでしょうか?是非とも導入する方向に持っていくべきだと思っているのですが・・・。
しかしながら、過去にアップした記事が発掘されて、それが一年以上経ってこうやって議論に発展するのも面白いですね!ドンドン発掘して議論してみたいです。割り込み大歓迎でがんがんつっこみお願いします!
もう少しこの研究キャリアについて話を深く突っ込んでいければと思います!ポスドク問題、理科離れ、知財立国、消費者理解、理系のキャリア、起業家・・・このあたりがキーワードですよね。
そして、6月14日はリバネスの5周年でした!!http://lne.st
大学院のM2から会社を興してもう5年がたったのです。いろいろあったけど、さらに発展させていきます!理系の院生が会社を興し、成功させた例はまだ日本にはないからね。
さて、それを記念して?か、ブログでバイオ
継続は力なり。次はいつまで続くかな【笑)
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社長人材に何が求められるのか。これは大きなことから小さなことまで色々ですが、思いつくままに書いてみます。ちなみにこれはバイオに限ったことではありませんが、学生社長ぐらいの、若い人材を念頭において書いてみます。
1.会社というものに対する常識的な知識がある
2.社長の責任を理解している
3.絶対にやり遂げるという強い意志を持っている
4.精神的に強い
5.頭が良い
6.日本語が書ける
7.社会人として普通
8.仲間、友達が多い
どんなもんでしょうか?
何か削るべき点、付け加えるべき点などあればご指摘ください(^^
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社長人材に何が求められているかっていうのは非常に難しいですね。ぼくは理系バックグラウンドですので、起業当時もちろん経営などまったく知りませんでした。もちろん、大企業に就職したこともない(就職活動すらしたことがない)ので社会人として普通のことすら知りません。でも会社を興し、5年がたって、ちゃんと事業を拡大しています。
僕は経営と起業は違うと思っています。起業家であって経営者でない人はたくさんいます。経営というものは学問になっていますが、起業というのは学問になっていません。つまり、いわゆる「社長」というのは経営者をさす言葉だとおもっています。ということで、今回は、社長人材ではなくて起業家人材という観点で書きます。起業なら学生でもできると思っていますからね。
自分のこと、あと、回りの若手起業家から分析して、僕なりの起業家人材に必要なものいくつかあげてみます。あ、基本的に僕自信の感覚ですので、参考にならないかもしれませんが。
起業家人材に求められる人材像
1、目的をもち、日々を楽しめる人
2、自ら目標を設定し、それを達成するために努力し続ける人
3、時には効率にこだわり、時には無駄を楽しむことのできる人
4、精神的に弱いがために、人とうまくやり続ける自信のある人
5、夢を見続け、それを具体的にイメージでき、周りに話すことのできる人
6、日々自ら課題を見つけ、変化に対応することのできる人
7、リスクを理解し、細分化し、どのリスクならとってもいいかを判断できる人
8、行動の原点が自分の内側にあり、それを自分自身でマネージメントできる人
この8つがあれば、きっと会社の法律の勉強だってするし、経理だって勉強するし、社会的なことも把握し、実行できますよね。僕はこんな感じで起業することができたのです。
で、疑問に思うのは、こういったマインド・考えかたをいつもったのか?ってことでしょう。これは小学校くらいからいろいろ刺激を受けないといけない気がしています。このあたり、どう考えていますか?
そしてもう一つ、
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大学院生・ポスドクのキャリア支援などを見ていてもいつも思うのですが、ほとんどすべての大学院生・ポスドクが研究者指向であるにもかかわらず、キャリアセンターで提示しているオルターナティブは「研究の放棄」であるように思え、そのギャップの大きさが彼らを立ちすくませてしまっているのではないかと感じています。
ベンチャーの社長もいいのですが、研究者かベンチャーか、研究者か営利企業か、というふうにどちらかを捨てなければならない選択肢しかないものなのでしょうか。これだから大学の先生は困るよ、と言われるのは覚悟していますが、もう少し中間的なキャリアというものが存在しないのかと、いつも思ってしまいます。あるいは、行ったり来たりが簡単にできるのでしたら、それでも良いかも知れません。
ともかく、研究を続けるのか捨てるのか、しかないキャリアの選択肢というものはもう少しなんとかならないのかというのが、素朴な感想です。
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いま、院生・研究者たちはいろいろ悩んでいます。いままであったポストがなくなってきたからです。だから、選択肢・視野を広げて、活躍する場所を広げる必要があります。その一つとして、会社をつくるという選択肢はありですが、なかなか院生やポスドクにはハードルが高いと思います。しかし、ハードルがたかければ高いほど、よい起業家・イノベーションがが生まれてくるはず。ぼくは今後の日本の若者のポテンシャルに期待しています。
さて、五号館のつぶやきさんのレスです。僕は(院生だったころ)研究か、ベンチャーかっていう感覚はなかったですね。僕が起業したきっかけは「研究をもっと推進したいから」でした。たとえば、いいアイディアがあったとしても学生の立場ではその結果は自分のものにはならず教授のものになります。また、独創的な研究をしたいと思ってもなかなかできません。ラボの方向性がありますから。たとえ、はやく昇進して教授になったとしても、僕はきっと50歳くらいになっています。それからアイディアをだして・・・ってやっていると時間がかかりすぎ、結局結果はでないかもしれませんよね。こんな感じで、だったら、「自分のラボを持とう!」っていう発想になったのです。それが起業して会社をつくり、自社のラボを持つことだったんです。僕は現在社長業をやっていますが、自分のラボで自分のアイディアで助成金や、企業との共同研究をやっています(さすがに手を動かす時間はありませんが・・・)。しかし、自分のアイディアがそのまま形になって、失敗しても自分のせい、成功しても自分のせいだっていえる気持ちのいい立場です。つまり、ベンチャー=研究からの離脱ではないということではないでしょうか。
また、最近思うことは、研究者のキャリア(次から研究キャリアといいます。)をもう一度定義すべきだと思います。そして研究キャリアを大学生くらいのときから知っておくことで、ラボに配属されてもびっくりしないで自分のキャリアを形成できるのではないでしょうか。
研究キャリアの定義ですが、これはリバネスが考えた定義で、最近出した研究者になろう!っていう無料の研究キャリア応援マガジン「インキュビー」にものっています。
研究キャリア
1、アカデミック・国の研究機関というキャリア
2、企業の研究職というキャリア
3、研究+αというキャリア
これがすべて「研究キャリア」です。特に3はいろいろあります。研究が好きという力を持っていると、さらに活躍できる職業のことです。たとえば、知財関係(弁理士などをふくむ)、技術移転関係、商社、コンサルタント。高大連携関係の仕事、産学連携関係の仕事・・・などなどたくさんあります。とくにこれからは経営陣の中に博士号取得者は必須となってくる時代です。活躍のばは非常におおくなるでしょう。これも研究を捨てているわけではないのです。
いつでもこの3つのキャリアは相互乗り入れができ、1から2を通じて3に行ったり、2に行って1に戻ったり、3に行った後に1に戻ったり。この研究キャリアは行ったり着たりできるはずなんです。こういった感覚をまず、当事者の理系の学生が知ること、そして、大学の教授陣が理解することが大切です。
あ、あと、3の場合、博士号をとりながら、プラスαのスキルアップが必要です。弁理士になるなら弁理士試験の勉強をしたり、企業の経営コンサルになるならそれなりのスキルが必要でしょう。
そんな試みもリバネスのキャリアディスカバリーセミナーでやっています。研究+α。このような試みは、本当は大学のなかでカリキュラムとして導入すべきだと思っています。プレゼンテーションスキル、コミュニケーションスキル、マネジメントスキルなどなどです。このあたりは大学の立場からするとどうでしょうか?是非とも導入する方向に持っていくべきだと思っているのですが・・・。
しかしながら、過去にアップした記事が発掘されて、それが一年以上経ってこうやって議論に発展するのも面白いですね!ドンドン発掘して議論してみたいです。割り込み大歓迎でがんがんつっこみお願いします!
もう少しこの研究キャリアについて話を深く突っ込んでいければと思います!ポスドク問題、理科離れ、知財立国、消費者理解、理系のキャリア、起業家・・・このあたりがキーワードですよね。
コメント
コメント一覧
リレーエッセイつないでみました.
よろしくお願いします!
(以下、長すぎるということなので、私のブログからTBします。)
よろしくです!
>5号館さん
こちらこそ、いろいろと私もへまをやらかすほうですので、よろしくおねがいいたします。いろいろ議論が発展すると面白いですね。
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