大学院をに進んだあとの研究者のキャリア(次から研究キャリアといいます。)をもう一度ちゃんと考えてみたら、いろいろな道が明るく開けているということが、わかった。

そして、この研究キャリアを、大学生くらいのときから知っておくことで、ラボに配属されてもびっくりしないで自分のキャリアを形成できるようになる。

研究キャリアの定義ですが、これはリバネスが考えた定義で、研究者になろう!っていう無料の研究キャリア応援マガジン「インキュビー」にものっています。http://ysep.info/incu-be/

研究キャリア
1、アカデミック
2、国の研究機関というキャリア
3、企業の研究職というキャリア
4、独立系研究者
5、研究+αというキャリア

これがすべて「研究キャリア」です。上の3つは言わなくてもわかりますね。で、特に5はいろいろあります。研究が好きという力を持っていると、さらに活躍できる職業のことです。たとえば、知財関係(弁理士などをふくむ)、技術移転関係、商社、コンサルタント。高大連携関係の仕事、産学連携関係の仕事・・・などなどたくさんあります。とくにこれからは経営陣の中に博士号取得者は必須となってくる時代です。活躍のばは非常におおくなるでしょう。これも研究を捨てているわけではないのです。

で、4の独立系研究者はこれからはやるであろう、どこにも属さない研究者。その小松さんに、昨日吉田くんがインタビューをしていました。

@@@
本日は、小松 正さんという独立系研究者を名乗る方にインタビュー。

日本では珍しい、研究機関に属さない研究者として個人事務所を設立し、飯を食っている方だ。そもそもどうやって食ってるのか、そんな話を聞いてみたのだが、割りと知らない世界の話ではないなと勝手に親近感を抱いた。
http://geeorgey.com/archives/2473
@@@

とにかく、いつでもこの5つのキャリアは相互乗り入れができ、研究キャリアは行ったり着たりできるはずなんです。こういった感覚をまず、当事者の理系の学生が知ること、そして、大学の教授陣が理解することが大切です。

しかしながら、行ったり来たりするためには博士号をとりながら、プラスαのスキルアップが必要です。弁理士になるなら弁理士試験の勉強をしたり、企業の経営コンサルになるならそれなりのスキルが必要でしょう。

そんな試みもリバネスのキャリアディスカバリーセミナーでやっています。http://ysep.info/blog/2013/11/14/8940/

研究+α。このような試みは、本当は大学のなかでカリキュラムとして導入すべきだと思っています。プレゼンテーションスキル、コミュニケーションスキル、マネジメントスキルなどなどです。

最近はグローバル人材の話もありますから、もしかしたら英語プレセンテーション研修も必要かもしれませんね。http://ysep.info/blog/2013/12/01/8021/

是非とも導入する方向に持っていくべきだと思っているのですが・・・。

さて、今日も研究者が世界を変える、を夢みてがんばりますよ!